生はちみつの国産がおすすめじゃない理由

生はちみつは100%純粋はちみつという意味なので、非加熱を求めなければ国産のものも買うことができます。しかし、筆者は生はちみつの国産をおすすめしません。今回はその理由をご紹介します。
生はちみつと「純粋はちみつ」は同じ意味

時折いただくご質問の中で、「通販で国産の純粋はちみつがあったんですが、これは生はちみつとは違うんですか?」といった声を幾つかいただきます。
実は生はちみつと純粋はちみつは同じ意味です。今現在日本でよく使われる100%蜂蜜の商品名には「純粋はちみつ」、「ピュアはちみつ」、「生はちみつ」などを見かけますね。

実は販売店が100%蜂蜜を商品化するときは、「純粋はちみつ」と表記する必要があります。もう少し具体的にいうと、純粋は漢字ではちみつはひらがなとまで決まっています。
ですので、ももショップで販売するベトナム産蜂蜜も、日本で販売しておりますので、ラベルは日本の表示法に倣って純粋はちみつという商品名にしております(ウェブサイト上での表記は生はちみつでも問題ありません)。
日本の国産蜂蜜は殺菌処理している

日本の国産蜂蜜の場合、100%蜂蜜を意味する純粋はちみつ=生はちみつは販売していますが、ほぼすべてが殺菌処理をしているため、ももショップで販売している非加熱の生はちみつとは異なります。
殺菌処理は大きく分けて加熱処理と低温殺菌の方法がありますがいずれもビタミンは破壊されていると考えていいでしょう。いわゆる『蜂蜜の味がする砂糖』になりさがっていると言い換えることができます。殺菌処理してしまうと、非加熱の物と比べると、びっくりするくらい風味と味わいが違います。加熱されたものはなんというか、人工的な味になってしまっています。
味が南国の蜂蜜とは程遠い

日本の養蜂場は花畑の面積が他国と比べると非常に狭いため、種類を選ぶことができなく、とにかくたくさんの植物から蜂蜜をかき集めなければ、出荷に必要な量を確保することができません。
そのため、味は統一感がないためぼんやりとした深みのない風味となってしまうのが残念なところ。日本では「百花蜂蜜」とお洒落な名前を付けて売り出していますが、実際は単花蜂蜜(決まった種類の蜂蜜)ができないからという裏事情があります。
国産で非加熱生はちみつを手に入れる方法

一部養蜂場が運営している通販サイトや養蜂場の直売店で販売しています。ただし、以前日本の養蜂場を経営している人に聞いたのですが、実は非加熱生はちみつはあまり売りたくはないとのことです。
その理由は、さまざまな環境の変化で酸味が増えたり、泡が上部に上がって見た目が悪くなったり、液漏れをしたりする可能性が高く、クレームに繋がるからだそうです。確かにそうですね。日ごろから非加熱生はちみつを食べている欧米や東南アジア諸国では、上記のような現象は当たり前なのですが、日本では「すべて同じ品質」が一種の条件のようになっているので、養蜂場は怖がって売れないようです。
ももショップの非加熱生はちみつを一度試してみてください!
非加熱生はちみつ、もしくは本当においしい純粋はちみつを食べてみたい方は、是非一度ももショップの蜂蜜を試してみてください。当サイトで販売している非加熱生はちみつは、ベトナムの各地の養蜂場から直接仕入れている自然食品ブランド「YUGOC(ユーゴック)」のものとなります。ベトナム旅行者の間では非常に認知度の高いブランドなので、是非ご賞味ください。