蜂蜜に蟻(アリ)が混入。食べられる?捨てるべき?

蜂蜜に蟻(アリ)が混入。食べられる?捨てるべき?

蜂蜜の中でも生はちみつは無添加で一切加工されていない純粋はちみつを指します。そのため、稀に蟻(アリ)の死骸が蜂蜜の中に混入していることがあります。「これはもう捨てるしかないの?」と思うかもしれませんが、実は全然食べることができます。

日本の養蜂場が生はちみつを売りたがらない理由の1つは蟻(アリ)

日本の養蜂場が生はちみつを売りたがらない理由の1つは蟻(アリ)

日本の養蜂場が生はちみつを売りたがらない理由の1つとしても挙げられるのが「蟻(アリ)」の存在。生はちみつは基本的に熱殺菌処理はしないため、不純物は布濾しか遠心分離機で分けます。

ミツバチの死骸や羽、小さなごみなどは上記の方法で取り除くことができるのですが、蟻のような小さなものは、稀に抜け落ちてしまい、蜂蜜に混入してしまうことがあります。

昔から食べ慣れている欧米南米では蜂蜜に蟻が混入していても気にしないで取り除いて食べますが、日本人は慣れていないので捨ててしまう人もいれば、怒って消費者センターに訴え出る人もいるでしょう。そのため、養蜂場も怖がって生はちみつを売ることを躊躇っているのが現状です。

実は蟻が混入しても全然食べられる!

実は蟻が混入しても全然食べられる!

実は蟻が蜂蜜の中に混入したとしても、その部分だけをスプーンで取り除けば全然食べることができます。

その理由ですが、蜂蜜は非常に糖度が高いため、蟻に生息している細菌はそれ以上繁殖することができません。そのため、細菌は広がることはありませんので、蟻とその周辺部分だけとりのぞけば、あとは無傷で食べることができるのです。

蟻よりも細菌が多いスプーン

蟻よりも細菌が多いがスプーン

実は、蟻よりも気を付けなければならないのが「スプーン」です。特に普通の家庭で使われている銀のスプーンにはたくさんの細菌が付着しているので、スプーンを蜂蜜の中に突っ込むのは、蜂蜜の品質の低下につながります。

おすすめなのは木製のスプーン。銀スプーンよりも清潔を保つことができます。