蜂蜜の熱処理と低温処理の紹介と違い

蜂蜜の熱処理と低温処理の紹介と違い

100%の蜂蜜は「生はちみつ」、「純粋はちみつ」と表記されますが、非加熱でない場合は、殺菌のために熱処理、もしくは低温処理を施しています。今回はそのメリットデメリットを紹介します。結論から言うと、やっぱり非加熱が一番です!

スーパーや通販で買える蜂蜜100%の「純粋はちみつ」のほとんどは加工済

スーパーや通販で買える蜂蜜100%の「純粋はちみつ」のほとんどは加工済

スーパーやネット通販の蜂蜜コーナーを見てみると、「純粋はちみつ」、「100%蜂蜜」といった文言の商品をよく見ますね。ラベルに表記されている原材料が「水・蜂蜜」であれば、それは純粋はちみつと言えるでしょう。

しかし、これらの商品は非加熱ではありません。つまり、蜂蜜100%であっても、すでに何かしらの加工がされているのです。

熱処理加工は栄養を破壊し、「蜂蜜味の砂糖」にする

熱処理加工は栄養を破壊し、「蜂蜜味の砂糖」にする

蜂蜜を加工する上でもっとも多いのが熱処理。遠心分離機で蜂蜜の不純物を取り除いたあと、大きなタンクに蜂蜜を入れて熱加工します。蜂蜜は60度ほどの熱が加わると栄養が破壊されてしまうので、すでに蜂蜜味の砂糖と化しています。

低温加工も問題あり!

もう1つの加工方法は、近年蜂蜜工場でも取り入れるところが多くなってきた低温処理(加工)です。特殊なタンクに入れることにより、低温殺菌が可能となっています。

しかし、筆者も実際に工場に下見に行ったことがあるのですが、低温殺菌(処理)には大きな欠点があります。それは「味や色が抜けてしまう」ことです。もちろん大手の食品メーカーが使うような高価なマシーンはそんなことはないのでしょうが、蜂蜜の養蜂場や販売店、外国の蜂蜜メーカーが持つものにそんな高価なものはありません。

特にびっくりしたのが、場合によっては無臭になってしまうことです。また、色も美しい琥珀色から黄土色と茶が混じったなんとも不気味な色になってしまいます。

人間は昔から自然の恵みである蜂蜜を非加熱・無加工で食べてきました

蜂蜜は人間が食す最も古い食材ともいわれています。人々は美と健康のために、蜂蜜を食べ続けてきましたが、加工などはしていません。大自然の恵みをそのまま体内に取り込むことは、身体にとっても一番健康にいいのです。是非蜂蜜を買うときは、非加熱の生はちみつを食べてみてください。スーパーに並んでいる蜂蜜とはまるで違う味わいに出会えます。

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